2010年10月21日木曜日

BlackBerry9800の使用感について(ハード面)

最近、ネタがないというわけでもないのですが、車の買い替えやら仕事やらでバタバタして、なかなか更新が出来なかったとか言い訳してみます。更に、スペアのインテリジェントキーも電池が切れました。インプレッサ君のエンジンがかかりません…どうもkyuponです。

さて、BlackBerry Torch 9800(以下「9800」)を使用し始め、3週間が経とうとしておりますが、今回はようやく重い腰を上げ(?)、ハード面を中心に使用感などのレポを『偏った視点』でまとめてみたいと思います。
例のごとく長文になりそうですが、どうぞお付き合いの程よろしくお願いいたします~。
ちなみに、使用感と言うと他の端末との比較が分かりやすいと思いますが、一番比較しやすいStorm2 9520との比較の場合、ほとんどの人が触ったことがなく参考にならなそうなため、Bold 9700との比較を中心にレポしてみます…その条件だと、最後はネガティブな内容になってしまいそうですが(笑)

と、前置きが長くなってしまいましたが、本題に入りましょう。
まずは、BlackBerryの命とも言うべき、QWERTYキーボードについて。
到着時のインプレッションでも触れたため、写真については省略しますが、キータッチを含めた第一印象は「薄い!」でした。
最初はその薄さに不安を覚えたものですが、流石にBlackBerryのキーボードだけあって、1週間も使わないうちに違和感なく高速入力(というほど自分は速くありませんがw)が出来るようになりました。
また、キーボードを取り囲むようにして外側に段差がありますが、上部スライド部品との境目に近い最上段のキーを含め、入力時に指が引っかかるということもなく、入力の快適さが十分に確保されていると言えましょう。
確かに、9000や9700のキーボードが好きな人にとっては、薄いため打ちづらさを感じることもあるかと思いますが、「慣れ」でカバーできる範囲かなぁと個人的には思います。
…まぁ、自分の手の場合という前提なので、手が大きい人などの場合には異なるかもしれませんが、その辺りはご愛嬌と言うことでお願いします(^^;

次に、9800から採用されたスライド機構について。
今回のレポの中心となる部分で、これまでのBlackBerryシリーズと一線を画すギミックとして採用されたスライド機構。
いわゆる「大画面タッチパネルとキーボードの両立」を目指すための一番の近道なんじゃないかと感じられるほどの出来の良さだと、個人的には思います。
基本的に慣れが多少必要かもしれませんが、スライドオープン時にトラックパッド周りのボタンを押してしまい、メニューとかが開いて軽くイラっとするのを除けば、オープン・クローズ時のバネの強さとかについては、よく出来ているように感じられます。
また、端末が大きいためか、スライドをオープンした状態でもホールド感は良好で、自分だけかもしれませんが、気づいたら特にキー入力するわけでもなくオープン状態でTwitterを閲覧したりと言うこともありますw
正直なところ、キーボードショートカットを生かすためにはオープン状態のキープが必要ですし…とは言え、常にオープンしていては「巨大な端末」に成り下がってしまうため、9700と比べて一動作多くなってしまうことは、スライド端末の宿命なのかもしれませんね。
そう考えると、9700でキーボードショートカットを多用する人や、そのサイズ(重さ)に慣れていて、気に入ってる人には、そこまで9800に変えるメリットはないのかもしれません。。
逆にstorm系のユーザーで「物理キーボードが欲しいんじゃあ!」という人にはオススメできると思います…変態タッチパネルを諦められる人でしたらwというか、そもそもstormユーザーってほとんどいないと思いますが(^^;
あ、変態タッチパネルの感覚で押し込むと間違いなく壊れると思いますよ(笑)
そう考えると、9700ユーザーよりもstorm系からの乗り替えだったら結構理想的かもしれませんね♪
すなわち、スライド動作というストレート型には存在しない動作をどこまで許容できるかによって、好き好みが別れる部分かもしれません。以前の内容で挙げたQuickLaunchの良さも、ストレート端末にして生きてくるようなものですしね。
ホントいい端末だとは思いますが、サイズは仕方ないとして、この部分が選択の分かれ道のキーになってくると個人的に考えます。
と、ネガティブな内容になってきそうなので、スライド機構についてはこのくらいでww

番外編で、Bold系やStorm系と比べてのマイナス面について。
トラックパッドの周りにある発話・終話などのボタンは、正直な感想として「安っぽい」というがあります。
と言うのは、これらのボタンは一枚のプラスチック製のシートなのかも知れませんが、単に両面テープみたいなもので貼ってあるらしく、押した時に「パチ」っと貼付面がズレるような安っぽい音がします(爆)
確かに、軽量化や部品コストの兼ね合いからこういう構造になっているのかも知れませんが、せっかく高級感のある端末に仕上がっているにもかかわらず、ちょっと残念に感じます…
他にも、BoldシリーズやStormシリーズには付いていた左側のサイドキー、そして落下試験防止用のストラップを取り付けるための穴が無いことも、個人的にはちょっと…まぁ、それをカバーできるくらい魅力的な端末であることも間違いないと思いますが(^^;

最後にタッチパネルについて。
正直なところ、自分にとってのタッチパネルと言えば、9520のいわゆる「変態タッチパネル」しか使ったことがないため比較が難しいのですが、OS6のUI(って言うのかな?)と上手く統合されており、ホームスクリーンからMediaやよく使う項目など左右のメニューへ、更にメニューを上に伸ばしたりと直感的な操作が可能で、これまでのBlackBerry端末では味わえない楽しさがあります。
ただし、UTのように通信周りか処理回りか分かりませんが、最適化が途上と思われる一部のアプリについては、モッサリした動作が目立つため、それらは今後の改善に期待ですね(^^;
また、OS6から搭載されたWebkitブラウザは、よくタブ機能が紹介されますが、むしろ個人的にはiPhoneとかに実装されているマルチタッチ機能が非常に面白いと感じました。
今後のレポで取り上げようと思いますが、自分の環境で9800のスピードテスト(BNR)をしてみると、3Gで400kpbs以下、wifiでも1Mbps程度しか速度が出ていないため、本来の性能は発揮されてないと想定されるものの、wifi環境で利用する範囲においては、ページ読み込みなどもそんなに悪くなく、iPhoneのようにマルチタッチの「にょーん」(拡大・縮小)が出来るのは、Bold系でOS6に対応したとしても、9800のみに許された特権という部分は揺るがないでしょう…「そんなのいらない!」と言われちゃえばそこまでですが(笑)
ちなみにコピペとかの際に、storm系のように指2本を使って範囲指定をすることが出来ますが、この際の感度というか、微調整のしやすさは相当改善されているようにも感じます。
とは言え、9800にはキーボードとトラックパッドがあるため、左「↑aA」(shift?)キーを押しながらトラックパッドで選択するやり方に慣れている人には無用かもしれませんが、一応、storm系よりも改善された点として挙げておきます。

そんな感じで総括すると、スライド機構で触れたように9700のサイズやキーボードショートカットによるアクセスの良さを気に入ってる人には、あまりオススメは出来ないかもしれませんが、タッチパネルの操作に慣れているor好き、storm系の大画面に憧れるけどやっぱりキーボードは欲しい、とにかくOS6をいち早く体験してみたい、新しいもの好き、といった点の全てに該当する人には適していると思われます。
まぁ実際、TwitterのTLを見ていると9800を使用してみて9700の良さを再認識し、最終的に9700に戻ったという報告も結構見受けますし、必ずしも万人受けする端末ではないかもしれませんね(^^;
9700→9520→9700(戻り)→9800と行っている自分には特によく分かりますw
結局、ある程度のサイズを維持したまま大画面とストレートキーボードの共存が難しいことから、スライド端末があるのかもしれませんが、その辺りは各個人の用途とかでも変わってくると思いますので、「9700で十二分に満足している」人には、私個人としてはオススメ出来ないものの…これまでBlackBerryになかったような、楽しい端末に仕上がっています。
↑「結局、どっちやねん!?」というツッコミはご遠慮くださいませw

と言うことで今回はハード面のレポを書きましたが、次回はバッテリーの持ちとかも含めたソフト面について考えておきます…いつになるか分かりませんが( ̄□ ̄;)
今回も、長文かつ支離滅裂な内容にお付き合いいただき、ありがとうございました~。

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